ポルシェやメルセデス・ベンツも部品取りに 米国の廃車置き場で見つけた欧州車 62選(4)【ジャンクヤード探訪記】

公開 : 2026.05.24 11:50

フィアット128(1973年)

こちらもイタリアの珍車、1973年式フィアット128ステーションワゴンだ。フィアット128のセダンとワゴンは合計300万台近くが生産され、欧州で爆発的な販売を記録した。1970年代の大半を通じて米国でも販売され、かなりの販売台数を記録したが、やや難のある品質や不十分な防錆処理のため、現存率は低い。この車両もターナーズ・オート・レッキングにあった。

フィアット128(1973年)
フィアット128(1973年)

メルセデス・ベンツW114 250

理由はよくわからないが、誰かがこのメルセデス・ベンツW114のドアを取り外しておきながら、その後気が変わったようだ。米国ではディーゼルエンジン搭載モデルも販売されていたが、この個体は250であり、かつては直列6気筒ガソリンエンジンを搭載していた。

1968年から1976年にかけて生産されたW114は、信頼性と耐久性において絶大な評判を築き上げた。欧州でタクシーとして運用される際には、宇宙規模とも言える走行距離を記録することも珍しくない。この車両もターナーズ・オート・レッキングに置かれていた。

メルセデス・ベンツW114 250
メルセデス・ベンツW114 250

ジャガーMk1

かつては洗練性を象徴する不朽の名車であったこのジャガーMk1(1955〜1959年)は、かつての優雅さと力強さを失ってしまっている。この希少な、比較的錆の少ない個体は、主に米国市場向けに生産された1万7405台の3.4Lモデルのうちの1台と思われる。一方、英国向けのほとんどの車両には2.4Lのエンジンが搭載されていた。この個体もターナーズ・オート・レッキングで見つけたものだ。

原文:ウィル・シャイアーズ(Will Shiers)

ジャガーMk1
ジャガーMk1

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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