2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のハイブリッド車 10選 実用的で「エコ」なクルマ

公開 : 2025.06.15 18:25

8. トヨタC-HR

デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:8点
長所:インパクトのあるスタイリング 魅力的で洗練された走り 非常に低燃費
短所:車内はそれほど広くない インテリアの質感は改善の余地あり ライバル車の方が運転しやすい
最大の特徴:燃費

C-HRは、コンパクトクロスオーバーの需要拡大に対応するために開発された。欧州では2023年に2代目モデルが登場し、より幅広い層へのアピール力を高め、PHEVも追加された。

8. トヨタC-HR
8. トヨタC-HR

「トヨタのファッショナブルなクロスオーバーは、人目を引くデザイン、快適な乗り心地とハンドリング、強力なハイブリッドおよびPHEVパワートレインを特徴としている」
――マーク・ティショー、編集者

1.8Lおよび2.0Lの通常のハイブリッドに加え、もう少しパワフルで電気走行距離も長い2.0LのPHEVも選択可能だ。

C-HRは、先代よりもさらにインパクトのあるスタイリングを採用しているが、サイズとダイナミクスは従来通り。BセグメントとCセグメント(フォード・プーマと日産キャシュカイのサイズ)の中間に位置する。

後部座席とトランクは広くないが、走りはしっかりとしている。良好な路面状況では、洗練された走行性能とドライビングの楽しさを両立する。

ハイブリッド・パワートレインは特に楽しいというものではないが、C-HRはどのような状況でも際立つ、幅広い魅力を持っている。

9. メルセデス・ベンツE300e

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:8点
長所:デザインの魅力 優れた車載技術 実用的な電気走行距離
短所:乗り心地にムラがある 比較的高価 トランスミッションの反応が時々鈍い
最大の特徴:EV走行

新車市場は驚異的なスピードで変化している。新しいブランドが当たり前の存在になり、それぞれ異なるマーケティング戦略を持っている。

9. メルセデス・ベンツE300e
9. メルセデス・ベンツE300e

「最先端のテクノロジーと上質なインテリアが、経済的なPHEVパワートレインと融合している」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

Eクラスはこうした状況に逆らい、これまで一貫して追求してきた、品質、快適性、車内の広さ、洗練性を守り続けている。

E300eの電気走行距離は113kmとされ、英国では税金をかなり抑えることができる。

実走行でも経済性に優れている。AUTOCARのほとんどのテストで平均19.3km/lを記録し、25.5km/を達成することも珍しくなかった。1回の給油と充電で、最大1400km以上を走れる計算だ。

EVモードでの平均電費も4.8km/kWh と、一部のEVも羨む数字だ。

記事に関わった人々

  • マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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