名車と振り返るアルファ・ロメオの歴史(後編) 独創的なデザインと甘美なハンドリング
公開 : 2025.11.08 11:45
166
1990年代後半、アルファ・ロメオの小型車と中型車は好調だったが、大型車については苦戦を強いられた。ランチア・カッパと同じプラットフォームを採用した166は、1996年に164の後継として登場したが、2007年には直接の後継車もなく生産終了となった。
2009年8月、AUTOCARの誌面では、166は英国で最も価値下落率の高いモデルとなり、納車3年後の価値は新車価格のわずか14.4%であると報じられている。

147
アルファ・ロメオは2000年、小型ハッチバックのラインナップを整理し、145と146の2車種を147に統合した。2001年、147はフォード・モンデオをわずか1ポイント差で破り、アルファ・ロメオとして2回目の欧州カー・オブ・ザ・イヤー受賞車となった。
ホットハッチ版のGTA(写真)には、フォルクスワーゲンが後にゴルフR32で採用したように、大型V6エンジンを搭載している。3.2Lエンジンは250psを発生し、最高速度246km/h、0-100km/h加速6.3秒を実現した。

GT
「アルファ・ロメオの伝統に則った真のグランツーリスモ・スポーツクーペ」と銘打たれたGTは、2003年登場の156を洗練させたモデルだ。1.8Lツインスパーク、2.0L直噴、3.2L V6ガソリンエンジンに加え、1.9Lターボディーゼルがラインナップされた。
「GTは好感が持てるクルマだ」と当時のAUTOCARは2.0Lモデルについて評したが、同時に「走行性能ではBMW 3シリーズにはまだ及ばない」とも指摘している。

159
159は2004年に156の後継として登場し、7年間販売された。フィアットとゼネラルモーターズ(GM)が共同開発したプラットフォームをベースとしているが、それを量産車に採用したのはアルファ・ロメオだけだった。
159のデザイン上の特徴は、左右3灯ずつ計6灯のフロントライトだ。このデザインはSZ/RZ以来のもの(ただし、ライト形状は四角から円形に変更)で、近い将来にも再び採用されることになる。

ブレラ/スパイダー
クーペのブレラとコンバーチブルのスパイダーは159をベースとし、2005年から5年間生産された。特にブレラはドラマチックな外観(6灯配置が確実に貢献)だが、重量過多とフロントサスペンションの減衰力不足による鈍いハンドリングが指摘された。
アルファ・ロメオは英国のプロドライブ社に改良を依頼し、その結果生まれたのが軽量化・低重心化・高剛性化を実現したブレラSだ。「これはアルファが最初から作るべきだったブレラだ。残念なのは、高価で限定500台しか生産されないことだ」とAUTOCARは評した。












































