型破りなコンセプトカーにアルファ・ロメオの名車も 巨匠ジョルジェット・ジウジアーロの傑作 50選(後編)

公開 : 2026.06.14 11:45

ランボルギーニ・カラ(1995年)

1970年代から1980年代にかけて、ランボルギーニはV8エンジンを搭載したジュニアスーパーカー、ウラッコ、シルエット、ジャルパを展開していた。

1990年代には完全にV12エンジン一色となったが、1995年にコンセプトカーとして発表されたカラはV10エンジンを搭載していた。もし実現していたら、同社の歴史は変わったかもしれない。しかし、開発資金が確保できず、プロジェクトは棚上げとなった。

ランボルギーニ・カラ(1995年)
ランボルギーニ・カラ(1995年)

フォルクスワーゲンW12(1997年)

一時期、フォルクスワーゲンはこのW12エンジンを搭載したミドシップスーパーカーの市販導入を真剣に検討していたが、ヴェイロンやランボルギーニ、さらにアウディR8の開発が優先されたため、実現には至らなかった。

最初に登場したのは420psのクーペで、続いてロードスター版が公開された。そして2001年、最も過激なナルド・エディションが登場した。最高出力600ps、平均時速200.6マイル(約322.8km/h)で24時間に4809.8マイル(約7740km)を走行するなど、数々の速度記録を樹立した。

フォルクスワーゲンW12(1997年)
フォルクスワーゲンW12(1997年)

大宇マティス(1997年)

大宇マティスは当初、フィアット・チンクエチェントをベースにしたデザインスタディ、ルッチオラとして初公開された。決して刺激的とは言えないクルマだが、無駄のないミニマルな移動手段として設計された、洗練されたスタイルの小型車だ。

エンジンは0.8Lから1.2Lまであり、シボレーポンティアック、FSOなど、多様なブランド名で展開された。

大宇マティス(1997年)
大宇マティス(1997年)

セアトレオン(1998年)

発表から30年近く経った現在でも、初代セアト・レオンはモダンで魅力的に映る。初代レオンは、フォルクスワーゲンの4代目ゴルフ、ニュー・ビートルアウディA3、初代TT、初代スコダ・オクタビアと同じPQ34プラットフォームを採用している。ボディタイプは5ドア・ハッチバックのみ。

セアト・レオン(1998年)
セアト・レオン(1998年)

マセラティ3200 GT(1998年)

ブーメラン型のLEDリアライトで有名な3200 GTは、マセラティブランドへのジウジアーロデザインの待望の復活を告げるモデルだった。

長年の不振を経て、マセラティは業績を立て直すために3200 GTの成功を不可欠としていた。そして、それなりの商業的成功を収め、4年間に約5000台が生産された。全車、ツインターボ付き3.2L V8エンジンを搭載している。

マセラティ3200 GT(1998年)
マセラティ3200 GT(1998年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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