2025年版 欧州で最も燃費の良いクルマ 10選 「実燃費」や走り、乗り心地も評価

公開 : 2025.08.17 18:25

4. プジョー208

デザイン:9点 インテリア:4點 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:7点
長所:スタイリッシュなデザイン 運転が簡単で比較的楽しい このクラスとしては質感が高い
短所:優れた競合車が多い 一部のドライバーにはシートポジションがやや難しい エアコンの温度調整をタッチスクリーンで操作する必要がある
メーカー公称燃費:23.3km/l
実燃費:記録なし

「スタイリッシュなデザイン、プレミアムな仕上がり、充実した装備、そしてドライビングの楽しさが魅力のモデルで、検討に値する1台だ」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

4. プジョー208
4. プジョー208

プジョー208は、ステランティス社のラインナップの中で最も燃費の良いモデルと謳われており、最も低燃費の仕様では23.3km/lを誇っている。

3種類のパワートレインから選択可能で、そのうちマイルドハイブリッドが2種類(最高出力100psまたは136ps)ある。通常のターボチャージャー付きガソリンエンジンも用意されており、EVモデルを望む人にはe-208がある。

プジョーによると、最も燃費の良いモデルは208ハイブリッド110だという。ただし、標準のガソリンエンジン車も優秀で、20.6km/lの燃費を謳っている。

AUTOCAR英国編集部が標準のガソリンエンジン車をテストしたところ、実燃費は17.0km/lと、プジョーの公称値ほどの性能は確認できなかった。ハイブリッドモデルについては、まだ詳しい燃費テストを行っていないが、ガソリン車よりもはるかに優れた結果となることが予想される。

5. フォルクスワーゲン・ゴルフ

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:優れた洗練性、ドライバビリティ、燃費 バランスの取れた走行性能と、アダプティブダンパーによる快適な乗り心地 マルチメディアシステムのアップデートは大きな進歩
短所:Mk8の外観は、人によっては少し派手な印象を受ける やや高価 車載システムの信頼性について若干の疑問が残る
メーカー公称燃費:22.9km/l
実燃費:21.3km/l

「ゴルフのディーゼルエンジンの燃費は、他のどのパワートレインにも匹敵するものはなく、高速道路を頻繁に走行する人にとっては、真剣に検討する価値がある」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

5. フォルクスワーゲン・ゴルフ
5. フォルクスワーゲン・ゴルフ

現行型のフォルクスワーゲン・ゴルフは、純ガソリンエンジン車から140kmのEV走行距離を持つPHEVまで、さまざまなパワートレインを備えている。

PHEVを除いて、燃費性能で特に優れているのは、マイルドハイブリッドのeTSIと、ディーゼルの2.0 TDIだ。

両モデルとも、AUTOCAR英国編集部のテストで非常に印象的な数値を記録している。eTSIは21.2km/lの燃費を記録し、2.0 TDIは21.3km/lでわずかに上回った。

どちらも高速道路と、アクセルを踏み込む場面の多い郊外道路を走行した結果だが、結局、ゴルフは通勤用車としてこのクラスでトップレベルの地位を維持していることがわかる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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