2017年4月の生産台数・販売状況 国産乗用車ではC-HRが初めてトップに

2017.05.10

4月の国産車販売台数、輸入車登録台数が発表されました。国産車、輸入車共に先月に対してアップ。乗用車販売台数ではトヨタのクロスオーバー、C-HRが初めてトップに立ちました。

4月の新車販売は登録車と軽自動車ともにプラス。車名別ではC-HRが初のトップ!

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2017年4月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比9.2%増の35万4746台と6カ月連続で前年超えを達成した。カテゴリー別では、登録車が同5.4%増の22万4220台と9カ月連続でのプラスを記録。一方で軽自動車は同16.5%増の13万526台と4カ月ぶりに前年実績を上回った。市場の動向について業界団体の関係者は「登録車は各メーカーの新型車が販売を牽引し、順調に成績を伸ばした。軽自動車は昨年4月に三菱自動車の燃費不正が発覚して販売が大きく落ち込んだため、その反動で2桁の伸びを示した」と分析。今後の展開については「登録車は販売成績を上向かせる新型車が相次いで登場しているので、この効果がどれくらい続くかが鍵。軽自動車はまだ増税前のレベルには戻っていないものの、一部で回復の兆しが表れつつある。全体としては市場の消費意欲が依然として低調なために楽観できない状況は続くが、ボーナス商戦も控えており、プラスを維持する可能性は十分にある」と予想した。

車名別ランキングでは大異変が起きた。首位に立ったのは発売1カ月で月販目標の8倍となる約4万8000万台の受注を記録した新コンパクトSUVのトヨタC-HRで、4月は1万3168台の好セールスを記録する。車名別でSUVがトップとなるのは1968年に統計を取り始めて以来、初の快挙だ。4カ月連続でトップの地位についていたホンダN-BOXは、前年同月比4.9%増(1万2265台)ながら第2位に落ちた。続く第3位には同159.7%の大幅増(1万2004台)を成し遂げて5ランク・アップを果たしたダイハツ・ムーヴが位置。第4位には昨年11月にスマートアシストIIIの搭載など一部改良を行ったダイハツタントが、第5位には2月にプラグイン・ハイブリッド車を新型に切り替えたトヨタ・プリウスが入った。2月に新型に移行したスズキワゴンRは同74.2%増で第6位にランクイン。前月2位の日産ノートは同67.1%増ながら第7位にダウンする。トップ10を一覧すると、登録車が5車種で、残り5車種が軽自動車。この比率になるのは、3カ月連続である。

話題のニューモデルの動向を見ていこう。1月に一部仕様を向上させた日産デイズは昨年の販売減の反動で同274.8%の大幅増を記録して第8位に、三菱eKも同219.3%増で第41位に入る。新型トール・ワゴンのトヨタ・ルーミーは第15位、トヨタ・タンクは第19位、兄弟車のダイハツ・トールは第44位に位置。また、第5世代に切り替わった新型スバルインプレッサは同52.8%増で第28位に、1月に全面改良して4代目に移行した新型スズキ・スイフトは同119.6%の大幅増で第34位に、3月初旬までの受注が月販目標の約7倍に達した新型マツダCX-5は同74.9%増で第36位にランクインした。

2017年4月 車名別乗用車販売台数ランキング (日本自動車販売協会連合会発表)

メーカーモデル台数
1トヨタC-HR13,168
2トヨタプリウス9,920
3日産ノート9,263
4ホンダフリード9,111
5トヨタアクア7,762
6トヨタヴィッツ7,078
7ホンダフィット6,399
8トヨタルーミー5,852
9トヨタシエンタ5,821
10トヨタカローラ5,287
11トヨタタンク5,041
12トヨタヴォクシー5,032
13スズキソリオ5,031
14ホンダヴェゼル4,889
15トヨタノア4,530
16トヨタパッソ4,372
17日産セレナ4,354
18トヨタアルファード4,171
19スバルインプレッサ4,077
20ホンダステップワゴン3,454
21トヨタヴェルファイア3,285
22トヨタハリアー2,890
23スズキスイフト2,558
24日産エクストレイル2,528
25マツダCX-52,235
26トヨタクラウン2,199
27トヨタエスクァイア2,198
28マツダデミオ2,047
29スバルフォレスター1,796
30ダイハツトール1,609

2017年4月 軽四輪車新車販売ランキング(乗用車ベスト15) (全国軽自動車協会連合会発表)

メーカーモデル台数
1ホンダN-BOX12,265
2ダイハツムーヴ12,004
3ダイハツタント11,926
4スズキワゴンR9,654
5日産デイズ9,193
6スズキスペーシア7,457
7スズキアルト7,076
8スズキハスラー5,405
9ホンダN-WGN5,016
10ダイハツミラ4,047
11ダイハツキャスト3,248
12ダイハツウェイク1,981
13三菱eK1,967
14トヨタピクシス1,619
15スズキエブリイ・ワゴン1,339

外国メーカー車の新規登録台数は13カ月連続でのプラス。ドイツブランド以外も健闘

輸入車の新車販売は好成績を維持する。4月の外国メーカー車の新規登録台数は前年同月比3.2%増の1万6591台と、13カ月連続でのプラスを達成。日本メーカー車含でも同1.3%増の1万9151台と2カ月連続での前年超えを成し遂げた。登録車に占める輸入車のシェアは、国産車の販売が伸びたために7.4%にとどまるが、それでも堅調な数値を継続する。輸入車の傾向についてJAIA関係者は「外国メーカー車はニュー・モデルの積極的なリリースや販売キャンペーンの効果もあって、順調にセールスを伸ばしている。とくにSUVやディーゼル車の受注が多い。価格帯別ではボリューム・ゾーンの400万円未満が前年同月比1.4%増と久々にプラスに転じ、400万円以上も前年超えをキープしている。今後は400万円未満のさらなる伸びが注目ポイントとなるだろう。日本メーカー車もニュー・モデルの投入が予定されているので、販売の復調が期待できる」と解説した。

外国メーカーの4月のブランド別成績では、前年同月比1.1%増の3594台の新規登録を記録したメルセデス・ベンツが26カ月連続でのトップにつく。第2位には同2.9%増の2708台を記録して1ランク・アップを果たしたBMWが位置。前月第2位のフォルクスワーゲンは、同2.7%増(2410台)ながら第3位にダウンした。続く第4位には、前月と同様にBMWミニが同11.4%増(1516台)でランクイン。アウディは同18.0%減(1439台)で、2カ月連続での第5位となった。

トップ5以外では、ボルボが前年同月比26.4%増(911台)、ジープが同18.3%増(634台)、ルノーが同179.7%の大幅増(495台)、プジョーが同8.2%増(407台)、スマートが同11.2%増(259台)、シトロエンが同140.5%の大幅増(178台)、ジャガーが同15.6%増(170台)、アバルトが同3.6%増(145台)、マセラティが同51.9%増(123台)の好セールスを成し遂げる。また、高級スポーツカー・ブランドの好調ぶりも目立ち、フェラーリが同16.7%増(70台)、ランボルギーニが同14.3%増(40台)、アストン マーティンが同128.6%増(32台)を達成した。

2017年4月 車名別輸入車新規登録台数 (日本自動車輸入組合発表)

メーカー4月2017年累計
1メルセデス・ベンツ3,59521,370
2BMW2,70815,818
3フォルクスワーゲン2,41016,493
4BMWミニ1,5167,895
5アウディ1,4398,396
6トヨタ1,1845,374
7ボルボ9355,141
8日産8297,763
9ジーブ6343,112
10ルノー4952,860
11フィアット4262,076
12プジョー4072,565
13スズキ3421,903
14ポルシェ3082,309
15スマート2591,665
16三菱1811,565
17シトロエン178890
18ランドローバー1771,097
19ジャガー1701,174
20アバルト145837
21マセラティ123519
22アルファ・ロメオ78484
23フェラーリ70246
24DS61359
25フォード47161
26シボレー45182
27クライスラー44101
28ランボルギーニ40183
29ベントレー37115
30アストン マーティン32120
31キャデラック31179
32ホンダ2470
33ダッジ22113
34ロールス・ロイス1578
35ロータス1472
36BMWアルピナ1384
37スカニア1260
38マクラーレン1051
39アウトビアンキ915
40ローバー520
41GMC415
42モーガン49
43ランチア310
44ヒュンダイ258
45MG26
46ポンテアック25
47ビュイック13
48ミニ11
49ブガッティ1
50デ・トマソ1
51マイバッハ1
52RUF1
53サーブ1
54ウニモグ1
55ハマー
56プロトン
その他62300
合計19,151113,928
文・大貫直次郎

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