とってもチャーミングなクルマ 24選 思わず見とれる可愛らしいデザイン
公開 : 2025.06.01 18:25
フォード・フィエスタMk1
フォードは1976年、初の前輪駆動の小型ハッチバックとしてフィエスタを投入した。それ以来、いくつものフィエスタが登場しているが、AUTOCAR英国編集部の見解ではMk1(初代)が最も可愛らしい。
やや丸みを帯びた四角形のヘッドライトが、まるで眉を上げているような印象を与える。円形ヘッドライトのXR2というホットハッチ版も素晴らしいが、控えめなバージョンと比べると親しみやすさは欠けている。

ゴッゴモビル
ドイツの自動車メーカー、グラース社は、1950年代半ばから1960年代後半にかけて、小型車ゴッゴモビルのセダン、クーペ、バンを生産していた。特にセダンは、漫画のような物悲しい外観と、400cc以上のエンジンが搭載されなかったこと(ただし、近年10.2Lの星形エンジンが搭載された例もある)もあって、とても愛らしいクルマだ。
編集部の知る限り、ジム・クラーク氏(1936-1968)は、ゴッゴモビルでレースに出場した唯一のF1世界チャンピオンだ。1963年と1965年のタイトルホルダーであるクラーク氏は、友人イアン・スコット=ワトソン氏(1930-2023)が所有するゴッゴモビルで、1950年代のオートテストに出場している。

イノチェンティ・ミニ
1960年代初頭からイタリアでBMCのモデルをライセンス生産していたイノチェンティは、1974年に自社版のミニを発売した。基本シャシーはミニと同じものだが、ヌッチオ・ベルトーネ氏(1914-1997)がデザインした3ドア・ハッチバックのボディを採用していた。
ベルトーネの手腕により、イノチェンティ・ミニは斬新で魅惑的、そして英国車よりもはるかにモダンな外観を誇った。生産は1993年まで続いたが、1982年に転換期を迎える。イノチェンティがミニの名称を廃止し、ダイハツ製のエンジンを搭載するようになったのだ。

ロータス・エリート
初代エリートは、モータースポーツでも優れた成績を残したスポーツカーだ。その美しさは、後継車のロータス・エラン、あるいはロータスがこれまでに生産したどのクルマよりも優れていると言えるだろう。
このデザインはピーター・カーワン=テイラー氏(1930-2014)が書き起こし、後にフランク・コスティン氏(1920-1995)が完成させたもので、1957年に初登場してから70年以上経った現在でも、驚くほど新鮮な印象を残している。




























